同居人がバンビーノ

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「いや、彼女さんでは無い。」 だが自分のお手製でも無い。 ピラリと包みから一枚の紙が落ちる。 『お兄ちゃん、お昼は残さずしっかり食べてね!』 お、弟…!! 円文字の可愛らしい字体だ。 横にネコだかウサギだか分からない謎の生物が描かれている。 このメモ書きは宝物にしよう。 「え、何ですか!?彼女さん、え妹さんっすか!?」 弟くんっすよ。 「うるせぇよ。俺の右腕がヒートザファイヤーするぜ」 「何ですかそれ、意味が分かりませ…」 「こう言う事だ、怪我するぜ。」 「うががが!!」 俺は受付くんの頭を二の腕で締め付ける。 「仲良いなぁあの二人。」 先生方が微笑ましげに何か勘違いしてらっしゃる。
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