小さな角少女ルー

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此処は二の村。海が近くにあるため海産物が豊富である普通の村。 だった。 「おい、酒はどうした」 こいつ等が来るまでは、 頭が掴まれる。私の頭を掴んだ掌はとても大きかった。真上から掴まれたにもかかわらず、指先がが顎に触れる程だ。 確かに私は小柄だ。頭も小さい。しかし頭を全部掴まれる程小さくなってやったつもりもない。 肌が赤い、身長3m超、暑苦しいなどの特徴を兼ね備えたおよそ人間の常識からかけ離れた存在。 ……まぁ、言ってしまえばこいつは人間ではない。 世間一般でいう鬼ってヤツさ
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