1人が本棚に入れています
本棚に追加
/3ページ
和恩~あいつ本間に乞食と一緒やで~
双也~まぁな、食いもん落ちちゃあたら
すぅーぐ食いよるからなぁ~
~誰が乞食じゃ!~
2人の後ろから声が聞こえた。
それに反応し2人は振り返る。
和恩~おぉ、帰ってなかったんけ?~
双也~ピッピ過ぎて帰ってもうたかも知れんなぁて
思てたとこやったんやけど
どこおったんな?やっぱりトイレか?~
和志~トイレでおったし
確かにピッピやけど俺は乞食とちゃうぞ
拾い食いもしてへん~
和志は2人に向かい歩き出し
すぐに追いついた。
和恩~ほな何で腹壊してんねん~
和志~.....給食の牛乳や...多分~
双也~ハハハハッ何やそれ!
何で毎日飲んでるもんで腹壊すん!?
ハァ あかん!腹痛いわ!
ハハハハハッ~
双也はよく笑う。
和恩~牛の恨みやな
"乳ばっか触りよって~"って~
和恩はいつも冷静にボケる。
和志~アホか!給食費ちゃんと払てんねんから
そんなもん逆恨みじゃ!~
和志は胃腸が弱い。
このアホ達は
いつも一緒にアホをしている。
今日も変わらず。
3人はもうすぐ目的地に着く。
和志~おれ一生、牛乳飲まへん~
双也~はいはい、飲むな飲むな~
和恩~そのどーでもええ会話やめてくれへんか?~
そんな事を喋りながらも
3人の顔には笑顔無くなった。
そして家庭科準備室の札の前
彼らは揃って立ち止まる。
最初のコメントを投稿しよう!