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海「今日は俺達の番みたいだね」
咲「納得いかねぇんだけど。何で俺とお前なわけ? 何で陽じゃないわけ?」
海「いやいや遠矢昨日だったじゃん。もう、俺じゃ不満?」
咲「ああ」
海「即答! 何でそんなに冷たいの。俺は断じて瀬野と同じポジションは狙ってないよ」
咲「お前にプラスの印象がねぇ。忘れたか? 初めて会った時のこと。『本当に女か確かめてあげる』とかふざけたこと抜かしやがって押し倒された時のあの屈辱は死んでも忘れねぇ。いや寧ろ墓場まで持ってくね」
海「そんなに!? だって俺んとこのセンサーがてっきり故障したのかと……」
咲「死んでくれ。いっそ不能になれよ」
海「唯―! 俺にも見せ場もっとちょうだい!」
気安く名前で呼んでんじゃねぇよ、けっ。
海「……!」ゾワ
咲「いきなり腕さすってどうしたんだ。ついに病気もらってきたか」
海「違う! え、この部屋って俺と咲瑠しかいないよね!?」
咲「お前頭ぶつけたの? 他に誰がいるってんだよ。それと密室に二人きりみたいな言い方やめろ。痒い」
海「いやぁ誰かの悪意がハッキリと向けられたような……」
咲「そりゃあれだろ。昔遊んでた女。お前見境なかったもんな。猿以下……ああこれと比べたら猿に失礼か」
海「咲瑠は俺に失礼! 今は週二に減ったし」
咲「減っただけかよ。瀬野みたいにやめないのかよ」
海「だって俺は瀬野みたいに対象とするものないしー。まあこころに言われて自分の生き方見直してみる気にはなったんだけどね」
咲「……どのへんが見直されたんだ? “性活”が乱れてるのは変わらずのようだけど」
海「(今そこだけ強調してきたな)色々丸くなってきたでしょ。俺だって健全な男なんだからさ? それに俺はこれから運命の女と出会うんですー」
咲「まあ頑張って。お前のノリについてこれるようなまともな女なんざそうそういねぇと思うけど」
海「そんなこと言って本当は妬いてたりして。俺結構許容範囲広いからなんなら、」
咲「死ね。ゲス。しばらく俺に近付くなついでに梨磨とこころちゃんにもな。今までよくどの女の腹にも孕ませずにいられたな」
海「ふふん。避妊に抜かりはないよ」
咲「それ誇れることじゃないから。ドヤ顔のとこ悪いけど」
グダグダ感マックスですが以上桜燐の中でもわりかし人気な二人よりお送り致しましたー。
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