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「好きよ……あなたが大好き」
キミの小さな赤い唇から洩れる甘いあえぎ。抱くたびごとにポキンと折れてしまいそうな華奢な身体。舐めたら瞬時に融けてしまいそうな、そんな砂糖菓子みたいに甘くて白い滑らかな肌。キミのすべてがボクを虜にして狂わせる。何度も何度も激しくキミを愛して貪ってそれでも足りない、全然足りない。それはキミも同じようで……。
「ずっとあなたと一緒にいたい」
潤んで艶やかに光るヴィリジャンの瞳。まるで翠色のガラス玉がはめ込まれたように、眩い輝きを放ってボクを捕えてやまない。昼も夜もずっとずっと片時も離れず一緒にいたいのはボクも同じさ。
「でも、あの人が怖いの……私からあなたを奪ってしまう」
光を湛えたキミの瞳が暗く翳を落とす。
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