狼と気違いと未来人

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私は通学用カバンから急いでカラーコンタクトを探し出して目につける。 人に見られずに良かったという安堵から、安堵の溜息を漏らす。 すると・・・ パァンッ!!! 「ッ!!!!」 激しい銃声が響き渡った。 「!!!!!!!」 その銃弾が私の真横に堕ちた。 自分でも血の気が引いていくのがわかる。 「おい!おまえさぁ・・・」 頭上から声が聞こえた。 「っ!」 バッと声のした方を見る。 そこには、私とは違い、艶やかな長く、蒼い髪をし、青緑色の着流しを着た男がたっていた。 片手には古い拳銃が握られている。 おそらくさっきの銃声の元はこの拳銃であろう。
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