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叔父である立場であっても
学校では理事長という立場。
理事長の前ではしっかりした服装でなくてはと
私はキュッとネクタイを閉めてから
目の前の大きな扉にノックをします。
コンコン
和央「はーい、どうぞー」
理事長という偉い立場の方の返事ではありませんね。
中に入る許可がでたので私は扉を開けて神埼さんと一緒に中に入ります。
竜美「失礼します。」
和央「待ってたよー。」
椅子に偉そうに座っている叔父さんに迎えられながら中に入って目の前までいきます。
和央「あっ、神埼くん。もうお仕事は終わりだから帰っていいよ?」
霞「あ、はい。失礼しま…ぇ?」
折角仲良くなったのにここでお別れだなんて哀しいです。
神埼さんが出ていく前に腕を掴み迷惑でしょうが引き留めます。
竜美「行かないで…ください。お仕事があるのはわかっていますが、凄く哀しいです。」
眉を下げ、身長の差があり自然と上目遣いで頼みました。
霞「あ、あ、はぃ///」
また怒っちゃいました。
やっぱり我が儘でしたかね。
それとも
頼み方が気持ち悪かった…とか。
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