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竜美「あの…、やっぱり嫌でしたか?怒ってらっしゃいますし…」
霞「怒ってなどいません。私も鷲くんともっと、一緒に居たいですし///」
神埼さんにそんなこと言ってもらえて嬉しいです。
未だ、怒ったままですが…
ニコッと笑みを浮かべるとさらに顔を赤くしました。
おまけに叔父さんも…
鼻息が何故か荒いです…変態ですかね
和央「ハァハァ、竜美可愛いぞーっ。さぁ、僕の胸に飛び込んでおいで!!」
竜美「嫌です。」
きっぱりと断ります。
今更ながら神埼さんの腕を掴んでいることに気づき恥ずかしいなと思いつつ手を離します。
お互いなんとも言えない沈黙が流れている中、
和央「んふぅんっ、本題に入ってもいいかな?」
咳払いをしてから話に入ります。
竜美「いいですが、その前に何故合格した高校を止めてまで私をここの学園に転入させたのですか?」
和央「えーっと、ね。僕竜美のことが大好きなわけだよ。だから毎日可愛い可愛い竜美を見るためにこの学園に転入をさせたんだよ」
竜美「それだけですか?」
和央「それだけだよ」
な、なにを言っているんですか?
この人は…私の中に怒りが湧いてきました。
竜美「ふざけないでくださいよ!?私はあの高校が一番近いからあの高校に決めたのに!!ここまでくるのにどれだけ体力を使ったと思ってるのですか!!疲れますよ、広いですよ、お金の無駄ですよ!!なんですか、あの廊下にある無駄な壺や絵は!!あんなの買うぐらいでしたら貧しい人達のために寄付をしてくださいよ!!」
言いたいこといったらとてもすっきりしました。
二人はポカーンとしていますが。
霞「鷲くん、落ち着きま、したか?」
竜美「あ、はい。取り乱してしまいすみません」
霞「いえ…、」
ガチャ
会話が尽きてしまい沈黙が流れていると丁度ノックもなしに扉が開きました。
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