第一楽章

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「下がってるときとか 停滞してるときは もうすぐ上がってくっていう 合図な訳で、」 とりとめない言葉が 口から溢れ出す。 また話長いって 誰かに怒られちゃうなあ。 「だからさ」 君の背中をぽん、と叩く。 私より背の高いその背中を。 「もう泣くな。」 ねえホルンの君、 もう泣かないでよ。
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