繋がり

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_____________  京極に連絡をした探偵・南は、万亀家の用意したプライベートジェットに乗り、すぐさま四国に飛んだ。  約1時間後、四国の地に立った南は、その足で直ぐ 花京院家に向かった。  第一線を退いても、代々華族であった花京院家の名は この地でも有名であった。  空港からさらに車で1時間、山村のさびれた所に大きな門構えの花京院家があった。  南は、躊躇せずインターフォンを押した。  「はい。」  インターフォン越しに返事が返ってきた。  「あの突然すいません。私、南と申します。ご当主の充様にお会いしたいのですが。」  「お約束はされていますか?」  「いえ。しかし、花京院葵様の件でお話しがしたいのです。ご当主にお取次ぎをお願いします。」  「聞いてまいりますので、お待ちください。」  
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