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京極に連絡をした探偵・南は、万亀家の用意したプライベートジェットに乗り、すぐさま四国に飛んだ。
約1時間後、四国の地に立った南は、その足で直ぐ 花京院家に向かった。
第一線を退いても、代々華族であった花京院家の名は この地でも有名であった。
空港からさらに車で1時間、山村のさびれた所に大きな門構えの花京院家があった。
南は、躊躇せずインターフォンを押した。
「はい。」
インターフォン越しに返事が返ってきた。
「あの突然すいません。私、南と申します。ご当主の充様にお会いしたいのですが。」
「お約束はされていますか?」
「いえ。しかし、花京院葵様の件でお話しがしたいのです。ご当主にお取次ぎをお願いします。」
「聞いてまいりますので、お待ちください。」
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