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電話を切ると、和弥がキョトンとした顔で勇二を見た。
「誰?」
「あ…真弥様です。週末にお客様がいらっしゃるので、家に帰るようにと。」
「ボクも?」
「はい。」
「花京院って?」
「さぁ…私も…。当日 お話してくださるようです。お客様の様ですよ。
確か…元華族の家柄かと…。」
「ふ~ん聞いた事ない。」
「家柄は、有栖川家と並ぶほどです。しかし、今は 確か四国に居を構えていたはず…。」
「なんだろ? 仕事の関係かな?」
「今回は私も話を聞いてないので…。」
「ま、いっか。行けば判るんだろ?」
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