繋がり

43/63
前へ
/617ページ
次へ
   金曜の授業後、和弥と勇二は外泊届けを出し、校門の前で迎えの車を待っていた。    「和弥。」  よく知った声に振り向くと、西園寺と京極だった。  「尋、知君。」  「これから家に帰るのか?」  京極が優しく問いかけた。 「うん。知君も尋も来るんでしょ?」  「ああ。明日な。今日は、オレも尋も自宅に帰る。」  話をしていると、京極家の車がやってきた。  「じゃあな、和弥。おい、尋、早く乗れ。」  「ああ。じゃ、和弥。明日な?」  西園寺は、京極家の車に一緒に乗りこむと、行ってしまった。  
/617ページ

最初のコメントを投稿しよう!

139人が本棚に入れています
本棚に追加