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金曜の授業後、和弥と勇二は外泊届けを出し、校門の前で迎えの車を待っていた。
「和弥。」
よく知った声に振り向くと、西園寺と京極だった。
「尋、知君。」
「これから家に帰るのか?」
京極が優しく問いかけた。
「うん。知君も尋も来るんでしょ?」
「ああ。明日な。今日は、オレも尋も自宅に帰る。」
話をしていると、京極家の車がやってきた。
「じゃあな、和弥。おい、尋、早く乗れ。」
「ああ。じゃ、和弥。明日な?」
西園寺は、京極家の車に一緒に乗りこむと、行ってしまった。
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