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「鈴音様。まずは紹介いたしましょう。
こちらにいるのは京極誠。私の妹清良の夫で、私の親友でもあります。
その隣は、京極の長男知季。
西園寺君は以前紹介してますね?」
「ええ。」
「それからこちらは神谷岳君。
琥珀でマネージャーをやってもらっている。」
「お初にお目にかかります。神谷です。」
「東条鈴音です。」
お互いの自己紹介が終わると、真弥が話を続けた。
「実は…鈴音様の出生に関することが判りました。
鈴音様は幼い頃、うちの爺様が引き取ったらしいんだが、身元が分からない状態だった。
それが今回、一条君の話から鈴音様の母親が分かった。」
「一条君?」
和弥が聞きなおした。
「ああ。一条君は、おじいさんの妹を探しているそうだ。
その妹と言うのが、神谷君のおばあ様である神谷春子。」
「え…っ!?」
神谷が驚いて声を出した。
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