20人が本棚に入れています
本棚に追加
大昔、嵐の神バウロは無実の罪を着せられた
バウロは人々を傷つけたくない………しかし、自分が犯人だとも思われたくない
そんな気持ちを抱いていたので、魂と力を1つの大刀に注ぎ込んだ
その大刀は伝説として語り継がれてきたが、ある年のある日にその伝説が現実だと世間に知られた
それはハンター“黒嵐”のギアフリードの活躍であった
ハンターギルド“ホワイトエンジェル”所属の彼が“嵐の神剣使い”として名をはせた
その日から神剣は存在するものとされて全国に広まった
更にホワイトエンジェルには“吹雪の神剣使い”まで出現し、神剣の伝説は一気に変わった
そんななかで“嵐の神剣”ストームバーローは一人の少年の手に渡った
その少年はその神剣をとても大切に扱った
しかし、彼に才能の限界が訪れた
このままじゃ強くなれないとわかった少年は2年の旅に出たのだ。
~ビルカの街 とある酒場~
商業・市場が盛んなビルカの街の酒場
酒場といっても大人だけでなく子供もよくいる安全そうだ
そんな酒場のカウンター席に一人で呑む女性の姿が
見覚えのある金髪の女性がいた
「よぉっ!姉ちゃん一人?」
ブロンドの娘は突如街のチンピラ共に囲まれる
「悪いけどあんた達と飲む気はないんで」
「んな悲しい事言うなよな!」
ちゃんと断ったのに男は強引に腕を回してくる
そんな男の肩をガッチリと掴む手が
女性が振り返ると………
「てめぇ……俺の連れに何してやがんだ?あぁ?」
そこにはアフロで長身の男が凄い形相で立っている
「オーバ!!」
最初のコメントを投稿しよう!