HERO THE COME BACK ~帰還した小さな剣士~

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大昔、嵐の神バウロは無実の罪を着せられた バウロは人々を傷つけたくない………しかし、自分が犯人だとも思われたくない そんな気持ちを抱いていたので、魂と力を1つの大刀に注ぎ込んだ その大刀は伝説として語り継がれてきたが、ある年のある日にその伝説が現実だと世間に知られた それはハンター“黒嵐”のギアフリードの活躍であった ハンターギルド“ホワイトエンジェル”所属の彼が“嵐の神剣使い”として名をはせた その日から神剣は存在するものとされて全国に広まった 更にホワイトエンジェルには“吹雪の神剣使い”まで出現し、神剣の伝説は一気に変わった そんななかで“嵐の神剣”ストームバーローは一人の少年の手に渡った その少年はその神剣をとても大切に扱った しかし、彼に才能の限界が訪れた このままじゃ強くなれないとわかった少年は2年の旅に出たのだ。 ~ビルカの街 とある酒場~ 商業・市場が盛んなビルカの街の酒場 酒場といっても大人だけでなく子供もよくいる安全そうだ そんな酒場のカウンター席に一人で呑む女性の姿が 見覚えのある金髪の女性がいた 「よぉっ!姉ちゃん一人?」 ブロンドの娘は突如街のチンピラ共に囲まれる 「悪いけどあんた達と飲む気はないんで」 「んな悲しい事言うなよな!」 ちゃんと断ったのに男は強引に腕を回してくる そんな男の肩をガッチリと掴む手が 女性が振り返ると……… 「てめぇ……俺の連れに何してやがんだ?あぁ?」 そこにはアフロで長身の男が凄い形相で立っている 「オーバ!!」
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