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「流石に効いた…」
のっそりとマムシは後頭部を摩りながら起きる
パシッ
武来の術で自分の刀を手元に引き寄せる
「さぁ続きと行こうか」
(なんだこいつ……妙に冷静じゃないか?)
平静を保ったまま構えるマムシを不気味に思う
(様子見だな)
ブゥン!
起爆する気弾をマムシに投げつける
スッ
すると、気弾を刀で受け流し軌道をずらした
マムシの背後で気弾は爆破し、それに合わせてマムシは間合いを詰め出した
「爆風を利用した?!」
カイリの胴目掛けて刀を振るが、カイリも自慢の速度で避ける
マムシの攻撃は空振りに終わったが、動じる事なく構え直す
「そこか…」
振り向き様に刀を振ると奇襲をかけたカイリに直撃する
ズバァン!
切られたカイリの手を持ち、9時の方向に投げ飛ばした
そこには移動時に設置した地雷があり起爆する
「やはり細工してやがったか…お前少しそこで立ち止まったもんなぁ」
(なんだこいつ?急に冷静になったと思ったらこの強さ……)
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