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(奴は剣士……恐らく真っ向から来ると察して迎え撃ってくるはずだ!)
「電磁フィールド!」
目には見えない微粒な電流を放つと、電気は辺りの空間に広がっていく
まるで樹木の枝の様にカイリに結びついている
(肌でも感じずらい程の極小の電流は、張り巡らせた糸のように……)
ズバァン!
(貴様の行動を探知する!!)
「爆鳴 朱牡丹!」
斬られたマムシは、爆破しその場に倒れる
斬撃から生じた爆風で砂塵は綺麗さっぱり晴れていく
「爆ぜる雷鳴だ…私はこの"爆雷神"で頂点へ立つ!」
〜バンサイド〜
バンもヤグマも一見互角の戦いをしてるように見えるが、やはりヤグマが押している
バンには多少の切り傷が腕や胴に増えている
「どうしたバン?もう久方斬撃は浴びてないぞ?」
「やっぱり厄介だな……"無尽"」
ヤグマの持つ"無尽"は、少し特殊な刀
刃は直刃で峰はきめの細かい鋸の様になっており、峰打ちでも人体を削ぐ威力がある
「修羅を体現したような刀使いやがって」
「俺には峰打ちなどいらん。確実に致命傷に繋がる一太刀以外はなぁ!!」
ズバァン!!
鍔迫り合いをしていたが、バンの力を上手く流しつつ斬撃を与えた
峰の方で切られた為グチャグチャな傷跡になる
斬られたバンは、ストームバーローを地面に突き刺し、深呼吸をする
「!?」
ギィン!!
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