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・知ってしまった過去はどれも、現実では体験したことのない辛いものばたり。ある者は狂い、ある者は堕ち、ある者は染まっていく。
そんな六人と過ごす内に冰月は、恋に落ち、落とされていきます。
「あ奴らを助けたいか?」
狐は囁く。
「ならば、冰月。そなたの魂……」
狐は甘く囁く。
「さすれば、奴らの魂をもう一度切り離し、解放してやろう」
狐の言葉は言ノ葉。
「さぁ、冰月…」
恋は薄氷の如く。
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