神のいたずら

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とある公園内。。。 『私たち…別れましょ?』 俺は目の前の女性に別れを告げられていた。 1年も付き合っていなかったが、本気で愛した女性だった。 『…俺のどこが悪いんだ?』 俺には正直わからなかった。 さっきまで笑い合っていたのに…。 『正直…あなたは私にとっては遊びだったの。』 俺は愕然とした。そして… 『もう話すこともないわ。それじゃあね。さようなら。』 俺の目の前を去っていく一人の女性。 声をかけたくてもショックからか声が出ない。 どんどん遠くへ離れていく『元』彼女を止める術は俺にはなかった。 『…もぅ終わりだな…』 俺は、展望台へ続く階段を上っていた。 けして、景色を見るためじゃない。 命を…絶つために。 展望台へ上った俺は、そのままフェンスをよじ登り身を投げた。 所謂投身自殺ってやつだ。 地上までは8m程の高さしかないが、頭から落ちれば死ねる。 俺はそう思い目を瞑った。 ………
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