流浪の君
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「ハアー。親父も子分共のしつけ、なってねーなー。めんどくせー」 一旦玄関に向かった足をとめ、鏡の前に立つ。 さっきまでパンと格闘してたせいで、少し白くなっている黒髪の三白眼が俺を睨む。 こいつの名前は アース・ワードだ。 「めんどくせー。めんどくせーけど、」 キッと玄関の方を睨む。 「ファミリーの罪は、 ファミリーが晴らさないとな」 そう…つぶやいて 俺は店長に気付かれないように、店からでた。
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