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ある森の中…
ツン…ツン…
幼い頃の夢を見ていたシンクは頬に感じる小さな痛みで夢から覚める。
しかし、気にはなるがまだ眠気の残るシンクは木の枝でも落ちてきたのだと理由づけて二度寝を決め込む。
ツン…ツン…
しかし、二度目ともなると確信犯に違いないきっと森を探索している人が自分を起こしているのだろう。
しかし、そうはいっても眠りの邪魔をされたシンクは少しご機嫌ななめとなり
一言いってやろうと、
「なんだよ!!」
と、強い口調でいいながら素早く上半身を起こす
しかし、そこに立って顔を近づけてきていたのは
「ガルル…グルル」
シンクの顔が丸々入りそうな口に並んだ鋭い牙、三メートルはありそうな体に黄色の剛毛、黒のしましまのある虎模様の…
「クマ?( *・ω・)」
そこにいたのは、『タイガーベアー』であり、我慢できなさそうに唾液がダラダラ垂れており、その顔とシンクの顔は物凄く近く
面食らったシンクは垂れている唾液をみていたが、すぐに自分が食物連鎖の仲間入り寸前だということに気付き
いままでにない速さで起き上がると
「おはよーございまーす!」
と、いいながらかけだす。
もちろんタイガーベアーも
「グガァァァ!!」
と、大きな口を開けてシンクを跡をおう
こうしてあわただしくシンクの一日は始まったのであった。
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