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東の街"イエルースダン"
「ぶはぁ~!…はぁはぁはぁ…
やっとついた!」
あれから数十分たった今目的としていた街についたシンクは、イエルースダンを巨大な壁でグルリと囲んでいる中の唯一のこの街へ入ることのできる大きな両開きの門の前に立っていた。
「ったく!朝から嫌な目にあったもんだ!」
シンクはさっきまで追いかけてきていたタイガーベアーから逃げる時に大きな木のうえに登ったのだが、あの体験はトラウマになるほどの恐怖だった。
登っている木のしたで餌を目の前に興奮したタイガーベアの
「ガルル…」
とか、木を大きな爪で登ろうとひっかく
ガリガリ
とか…思い出すだけで……
「…(;´Д`)
もう…忘れよう。」
シンクはそう心に誓ったのである。
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