ついていない一日

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その時 「そこ…どいてくれないかな?」 「え!?あ…すみません」 声をかけられシンクが振り向いた先にいたのはフードつきの長い薄汚れたローブで顔から足元まで隠されており、わかるのはシンクと変わらないくらいの背に声が男だということだけの人。 今シンクがいるのはこの街の唯一の門の前であり、大きな門であったとしてもやはり突っ立っているシンクは通行人の邪魔であったようで… 門を通って出入りしている人達はシンクをよけて歩いている。
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