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「ふっふっふ、はぁっはっはっはっ!」
なっ、何なんすかこの高らかな笑い声っ。
「はっ、げほげほ!」
あっ、咳きこんだ。
「ついに、ついに、計画が軌道に乗った。あとは、この学園を掌握するのみ。
はぁっはっはっはっ!」
あ~ウザったいほどの笑い声。
おや、誰かが聞き耳立てていますよ。
「嘘だろっ!まさかガチだとは・・。」
どうやら、彼はこの謎の計画を事前に知らされていた様ですよ。
「とにかく、学園長に知らせなきゃっ!」
その時っ!
『ガラッ!』
とっ、ドアが開いた瞬間、聞き耳立てていた彼の意識はそこで
途切れた。
数時間後、
「ヒック、あ~飲み過ぎちっまった。」
飲んでいるのでしょうか(お酒を)、この警備員。
「ヒック、ありゃこんな所で寝ている奴が居やがる。」
彼が見つめたさきには聞き耳立てていた少年が居た。
「お~い、起きろっ・・・・ギャ――――ッ!」
彼の膝には血を流して倒れた少年がいた。
それから数年後
新しい生徒会が発足すると同時に学園は一変してしまった。
部活などが規制され、学園祭も半場、強引に中止されることが多くなってしまった。
その新生徒会の生徒会会長はあの高笑いをしていたあの男だった。
それからさらに数年後
生徒の間で学園長などが生徒会に対抗するために秘密組織を作ったと言う噂が広まったが事実は確認できなかった。
しかし、確かに生徒会に対抗する秘密組織は確かに実在した――――。
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