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「これ以上何かしらの問題があれば、ここの青の灯火は解散しメンバーは連盟のリストから永久追放されちまう……まだ若い世代の奴等の未来が失われてくのは、年を取った俺からすりゃあ心苦しい物があるもんだ。
それで青の灯火を新たに設立し、この半人前達に任せたんだが……おいコラ、また依頼主に生意気な口を利いたらしいじゃねぇか」
「うっせぇ、どうだって良いだろ」
「どうでも良くねぇんだボンクラが!!」
「がはっ」
ベル少年が再び吹き飛ばされました。
端から見れば、虐待する親と虐待される罪無き子に見えなくもありません。
「阿呆が、そんなんだからお前はいつまで経っても半人前なんだ」
「ち……畜生……」
呻くベル少年の頭には大きなタンコブが。
ざまぁないですね。
「……という訳で、リレイズ。
こいつ達の子守りをよろしく頼む」
「マクラウド殿の頼みとあれば。
このリレイズ・レイズ、ベル少年と愉快(かどうかは知らないけど)な仲間達を調教……いえ、躾して差し上げますよ」
「何サラッと調教とか言ってんだ」
そんなこんなで、私の緋色の炎としての活動がスタートするのでした。
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