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生まれた時から決まってて
私たちに拒否権は無くて
「アレ」は駄目
「コレ」も駄目
「ソレ」も駄目
誰かが決めた勝手
大きくなって
牢屋に入れられた
「アレ」をやるのが当たり前
「コレ」が出来て当たり前
「ソレ」をしないのは当たり前
誰かが決めた基準
当たり前なんて存在しない
人の基準なんて違うでしょ
どうして「他」を基準にするの?
どうしてそれに従わないといけないの?
誰かが繋いだ
誰かが作った
誰かが動かした
「私」と言う名の「マリオネット」
「マリオネット」と言う名の「私」
舞台の上で踊らされ
勝手に動かされている
自由になれるのは
幕が下がったその後
牢屋から出されても
今度は歯車としてぐるぐる回される
牢屋と何も変わりはしない
誰が作ったのかな
誰が繋いだのかな
誰が操っているのかな
それを喋ったマリオネットは壊された
人形技師に叩かれた
秘密
秘密
操っている人は秘密
喋っちゃいけない
喋ったら壊される
何回目かの開幕
可笑しいな
マリオネットが少なくなった
牢屋で何かあったんだ
**が私達の為に作った牢屋の中で
マリオネットが居なくなった
何処に行ったんだろう
人形技師に聞いた
そしたら人形技師は
白い十字架を指差した
あそこに居るの?
暗くて冷たい
ドロドロしてる
あの場所
マリオネットは同じマリオネットに壊された
糸を千切られた
怖いな 恐いな
牢屋からはまだまだ出られない
舞台の上で踊らされるマリオネット
その上で糸を引き
操っていたのは
**でした―。
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