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無意識のうちの言葉
ただポロリと口から出た言葉
それがどれだけ私を傷付けているか
どれだけ私を悲しませているか
きっと貴方は知らない
貴方は何も思わず言っているかもしれない言葉
冗談で言っている言葉
でもそれが冗談だと分かっていても
私を傷付けて殺すには十分過ぎる
言わないで
冗談でもそんな事 言わないで
そんな事言ってしまえば
私はみんなに嫌われそうで 1人になりたくなくて
何も言えず
ただ貴方からの言葉を受け入れる
期待の言葉
比べる言葉
***の**だから、と言う言葉
何で比べるの
期待するの
私は私なのに
そんなに期待されても
嬉しくない 楽しくない 頑張れない
私はあの人と違うから出来るわけが無い
親の言葉
兄弟の言葉
友達の言葉
先輩の言葉
先生の言葉
全部 全部が私に突き刺さる
全部、全部が私を殺す
ねぇ、お母さん お父さん
私は一度でも貴方達の言う言葉に「嫌だ」って言った?
ねぇ、お姉ちゃん お兄ちゃん
私が楽に過ごしていると思ってるの?
ねぇ、友達のみんな
みんなの言葉が全部冗談で済まされてると思ってるの?
ねぇ、先輩
私だからって理由で何でも出来ると思ってるの?
ねぇ、先生
みんなと同じ事をして、同じ場に並ぶのはそんなに大事?
みんな何も知らない
「言わないと分からない」
確かにそうだ
でも それって普通に言えることなの?
自分の中の感情、気持ち、言葉
全部を吐き出したら
関係が簡単に崩れる事なんて分かってるのに
貴方が私なら 全部言えるの?
無意識のうちの言刃
ポロリと口から出た言刃
それは私を傷付ける言刃
でもそれは私も同じ
私が言えば それはみんなと同じ言刃になる
だから何も言わないの
関係を崩したくないから
傷付けたくないから
だから私はずっと
みんなから突き付けられる言刃に耐え続けて生きる―。
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