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「それにしても・・・・」
彼はセイちゃんのアゴをくいっと持ち上げ
「君、本当に美人だね~・・・・」
そう言い放ったあと
藤崎先輩は「ん?」という顔をして手を離した
「君・・・・男だったのか」
え、セイちゃんが女装しているのに気がついた?
「あんた・・・・よくわかったな」
「まぁね。俺は肌を触るだけで男か女かわかるからね」
「・・・どんな特技なんですか」
確かに
そんな特技は今まで聞いたことがない
「男なのに女性の格好をしてるなんて・・・・。君はニューハーフになりたいのかい?」
「いや、そういうわけでは・・・・」
「じゃあ何か理由でも?」
藤崎先輩が首をかしげてきいた
ちょうどそのとき
「それは俺様が答えよう!!!」
いきなり川端先輩が大声で言い放った
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