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入学式もなんとか終わり
ぞろぞろとみんなと同じ方向へ歩く
すると、いきなり誰かに肩を掴まれた
「これ、君のだよね?」
振り向くとそこにいたのは
隣にいたあの彼女
彼女が手渡したのはキーホルダーについていたはずのクマのマスコット
慌てて確認すると金具が壊れて取れたみたいだ
「あっありがとうございます」
私は彼女に一礼した
「君、名前は何て言うの?」
やっぱ真正面から見るとなお綺麗だな~
「守山 里美(もりやま さとみ)です・・・」
「僕は静宮 星(しずみや せい)。君も保健医療学部だよね?」
「はいっ」
静宮 星さんか・・・・
爽やかそうな名前だな
「同い年なんだから敬語はいいよ」
「あっ、すみませ・・・・ごめんなさい」
「あはは、守山さんっておもしろいね」
「うぅっ・・・」
笑われてしまった
「まぁその・・・、学部も同じだしよかったら仲良くしてね・・・?」
「うっうん、もっもちろん!!」
「そう言ってくると嬉しいよ」
こんな美人さんと知り合えるなんて・・・・
しかも大学生になって初めて
こうして私の大学生活が始まった
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