第一話「存在確認」

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「なんか、武装集団だったらしいけど、それが普通じゃな」 キーンコーンカーンコーン 勝の言葉を遮るようにチャイムが鳴り響く。 「はいはい、ニュースオタクさん、授業始まるぜ。」 勝の話を止めるかのように貴也が言った。 「なんだよ、寝るだけのくせ。また後で話すわ!」 先生が教室に入ってきて、勝は前に向き直す。 号令をして、着席すると同時に貴也は眠りについた。
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