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「それじゃ、次だ。ジョブとスキルについて説明するぞ」
「あ、何かRPG的な雰囲気の言葉だな」
「ジョブとスキルはメニュー画面から確認、変更できる」
「!?」
「メニュー画面の開き方は・・・」
「待て待て待て待て!!何サラっと説明しようとしてるんだ!?つかメニュー画面って何だよ!?明らかに存在しちゃならない雰囲気なんだが!?」
「いつかゲーム化しても大丈夫なようにだ」
「ゲーム化って何だよ!?色々目茶苦茶だな!!」
「一々細かいな、お前は。話を進めるぞ。メニュー画面はこれだ」
ラボスは自らの道具袋からあるものを取り出し、シュラウスに提示する。
「これは・・・!」
「能力知覚化魔導具だ」
「いや、これiPa「能力知覚化魔導具だ」・・・いや、だけどさあ「能力知覚化魔導具だって言ってるだろ?」でも、どっからどう見てもi「能力知覚化魔導具だ!!決してiPadなんかじゃない!」もうそれでいいっていうか若干認めてるじゃねぇか!!せめて伏せ字くらいしろよ!」
「○Padに似てない事も無いが、別物だ。判ったな?」
「もう伏せてもおせぇよバカ。ついでに能力ナントカ魔導具とか名前長ぇよ」
「それは持ち主が愛称をつけるから問題ない」
「愛称・・・?お前は何かつけてるのか?」
「・・・まぁ、その、つけてるけどな・・・」
ラボスは完全にシュラウスから目を逸らすと、そのまま沈黙した。
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