2章 ~何かが可笑しい世界~

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尾野「本当…?」 何が未来を怯えさせてんだよ… いったい何なんだよ! 全然わからねえよ…! 昔はこんなことはなかった この学校に進学してから 未来は変わった 知らない人や暗闇 そして水を恐がる 今野も高橋も 心当たりはないらしい これは信じられる でも、あいつは… 木下は知っているはずだ でも、あいつは何も語らなかった そのことを聞いても 黙り込みオレを睨んでくる 鋭い眼差しで そしてオレは何も 言えなくなる 誰も木下には敵わない それでも オレは未来と歩きながら考える それは聞きださないと いけないことだ 今、一番未来に近い オレが、知っておくべきことだ 新垣「ほら、着いたぞ。高橋も居ないだろ」
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