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新垣「木下は?」
竹富「ん?さっきまでそこに居たけどな…」
竹富が指さす方は
生徒でいっぱいだ
あんなところにいつまでも
居る訳がない
もうどこかに行ったんだろう
オレは生徒たちを掻き分け、木下を呼ぶ
新垣「木下ー!とこだー!」
10分後
勝負がついたようだ
残されているのは高橋だった
オレは高橋の前に立った
結局、木下は見つからなかった
高橋「同情か…?」
高橋「心配するなよ…、今野もケガしたさ…」
新垣「いや、それはダメだろ…。てか何やってんだよ…」
オレは1人で歩けない高橋を連れ
寮の部屋に帰る
高橋「痛い…」
高橋の、汗で張り付いてくる肌から温もりを感じながら、考えた
新垣「なぁ…」
新垣「いつから、オレたちは、こんなふうになったんだ?」
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