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翌日、なんとなく気乗りしないまま、仕事に向かうジャンヌ。
働かなければ、生きていけないのが現実だ。
気を取り直して、今日も一日頑張ろうと腕捲り。
すると突然、パリの町に銃声が響く。
ただ事ではないだろうと、早めに店仕舞いをするパン屋の主人。
騒然とする町。
バスティーユ広場の近くに、川底を浚いに出掛けたアンリの身を案じ、ジャンヌは駆け出す。
ざわめく人々をかき分け進むと、反対側から走ってきた金髪の美少年と激突してしまう。
小さな男の子を見なかったか尋ねると、サン・ジュストと名乗る少年は、バスティーユ牢獄に囚われていたため何も知らないと言う。
では何故ここにいるのかとさらに問うと、彼は
「だ・つ・ご・く♪」
と笑顔で答え、走り去ってしまった。
ジャンヌは情報を得るために、幼なじみのマルセルが働く新聞社へ。
息を切らしながら、何が起こったかを尋ねると、
「ただの暴動じゃない、革命だよ!革命が起こったんだ!」
と興奮気味にマルセルが答える。
バスティーユ牢獄は、政治犯が囚われているだけではなく、大量の武器がある。
民衆が蜂起し、そのバスティーユ牢獄を襲撃したのだ。
歴史に残る大事件だと騒ぐマルセル。
しかし、ジャンヌにとって気掛かりなのは、その場所の近くアンリがいるかもしれないということだ。
バスティーユ牢獄の近くまで情報を集めに行くというマルセルに、同行することにしたジャンヌ。
しかし、途中でマルセルとはぐれてしまう。
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