Ⅳ.個別ルート

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†ロベスピエール ルート† L'amour se niche en haut seul. -愛は孤独に寄り添う- 新たなフランスを創るという、ロベスピエールの強い意志にひかれ、ジャンヌは彼らと共に多くの時を過ごすようになる。 当初は、何もできない少女一人いたところで何も変わらないと考えていたロベスピエール。 しかし、フランスの歴史や共和制について熱心に教えを乞うジャンヌの姿と、かつての貧しい弁護士時代の自分を重ね合わせ、次第に心を開き始める。 国王処刑から、共和制への移行。 革命が目まぐるしく進むにつれ、自分と対立する者はことごとく、かつての同志までも、断頭台送りにするようになる。 ロベスピエールに逆らえばギロチン─。 やがて彼の政治は“恐怖政治”と呼ばれるようになる。 カリスマである故の孤独。 ジャンヌはそんな彼に寄り添い、そして彼を恐れることなく意見する。 人の命を奪って共和制を実現するのではなく、人の命を守るために共和制を実現させるのではないか、と。 ジャンヌの言葉で、自分の過ちに気付いたロベスピエールは……
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