Ⅳ.個別ルート

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†サン・ジュスト ルート† L'amour est essaye et l'amour vrai est a commence a savoir. -愛を試し、本当の愛を知る- 『オルガン』という官能小説を書いて投獄されていたが、バスティーユ牢獄襲撃をきっかけに脱獄したサンジュスト。 ロベスピエールに心酔していて、彼の言うことが全てだと思っている。 ジャンヌは歳が近いこともあり、サン・ジュストに積極的に話しかける。 一方彼は、上辺では親しげにするものの、何か裏があるのではないかと、ジャンヌを信用しきれない。 以前、愛していた少女に裏切られたことがあり、その経験から、人を心から愛することが出来なくなっていたのだ。 国王の処遇について、ロベスピエールに意見を求められた際、真っ先に処刑案を出したサン・ジュスト。 ロベスピエールに褒められて調子に乗り、過激な行動を起こすことが増える。 全てはロベスピエールと彼の目指すもののため。 そんな中、ロベスピエールに、家族の絆など求めていないと冷たく言い放たれてしまうサン・ジュスト。 ロベスピエールさえいればいいと思っていた自分の世界が崩壊することに絶望する。 自分は、愛されたいだけの子どもであったことを痛感する。 けれど、ジャンヌだけは、いつも自分に暖かく接してくれた。いつも笑顔で“フロレル”呼んでくれた。 そんなジャンヌの無償の愛に気付き……
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