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先生の紹介が終わった後、生徒の自己紹介が始まった。
「新井聡です。中学校ではバレーしてたんで、高校でもバレー部に入ろうと思ってマース!!ちなみに将来の夢は横綱デース!!」
「横綱って…!!なんじゃそれ~!!」
「「ワハハハハ」」
誰かがつっこんで、笑いがおこった。
「はい、次の人ー!」
「はい。一之瀬翔です。よろしくお願いします。えっと、俺も中学校ではバレー部だったので、バレー部に入ろうと思ってます。」
「将来の夢は~!?」
誰かが言ってきた。
めんどくせーな。こうゆうの。
「………」
俺は返事をせず、そのまま席に着いた。
教室が一瞬にして凍りついた。
「ノリわりー。」
また、誰かに言われた。
聡がこの重たい雰囲気を無視して話しかけてきた。
「翔もバレー部だったんだ~!!でも、背、小さいよなっ!!」
背が小さくて、悪かったな。
ストレートに言うか?普通。
たしかに俺は、背が小さい。160ちょいしか身長がない。
でも、背が小さいからといってバレーをやめようと思ったことはない。
みんなから、何と言われようと、俺はバレーが好きだから。
とゆうか、バレー以外好きなものがない。
「聡は背、大きいよな。何㎝くらい??」
「185くらい…だったかなー??」
でけーな。
ほんと、うらやましい。
俺もこのくらい背があったらな…。
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