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「ちなみに俺は、囲碁が好きだ。囲碁好きの人は対戦待ってる。よろしくな。」
ん…?えっ…と、マジ顔でそんな事言われても…。
「何言ってんだよ、バカっ!!みんな、引いてんだろっ!!」
「え~、いいじゃん~。 はじめ、囲碁はおもしろいんだぞ。」
「マジ顔で言うな。」
「囲碁をなめたらいかんぞ。」
「わかったから、だまってろ。えっと、うるさくてごめんな。俺は副キャプテンの衣笠一(いがさはじめ)。キャプテンがこんなんだから、頼りになんないかもしれないから、わかんないこととかあったら、俺に聞いてくれ。」
「こんなんってなんだよ~。はじめ~。おれだって頼りになるんだからな~。」
「はいはい。」
「何だよその返事~。」
「………」
「無視かっ!!はじめ。俺は悲しいぞお。」
「えーじゃあ、次の人ね。」
衣笠先輩がばっさりと会話を切った。
やっと、すごいかけあいが一段落したようだ。
漫才見てるみたいだったな。
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