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私はバスに乗る。
中はそこそこ混んでいて、席は一つしかあいていない。
私が座るのもなぁ…。
そう思ってその近くの手すりに掴まろうとすると、
「そこあいてんじゃん。危ないんだし、座りな?」
と、先ほどの少年は言った。
「は、はいっ。」
少しに顔に熱が走るのを感じながら席に座った。
…同い年くらいだよね?
学校は違うみたいだけど…。
かっこいいなぁ。
少年の顔は抽象的ともとれる、美しい顔だった。
その上身長も高く、モテるんだろうな…と、由那はため息をついた。
「三ツ木台ー。三ツ木台ー。」
私の降りるはずのバス停が近づいたので乗車ボタンをおそうとした。
すると、ぴんぽーんと音が鳴る。
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