1人が本棚に入れています
本棚に追加
「あ、ありがとうございましたっ!」
由那はお辞儀をする。
少年の怪訝そうな顔はさらに深まる。
「えーと、俺、なんかしたっけ?」
…やばい。
私は席に座れば?と言われただけだから別にお礼を言うほどではなかった。
「あの、席に座れば?って言ってくれたから…。」
由那は包み隠さず言うしかなかった。
「ぷ、あはははははははっ!」
少年はお腹をおさえて笑い出した。
馬鹿にされるな、と思ったそのとき、
最初のコメントを投稿しよう!