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「原田どうした!?」
「ひ、土方さん…、すまねぇ、俺はもう…」
そこまで言うと原田さんは気を失ってしまった
「原田?…原田!?
起きろ!原田!」
土方さんは必死に叫ぶ
「原田ぁぁぁ!!!」
「あのー、熱があがっているなかすいません」
「なんだこんな大事なときに!」
潤ませた目でこちらを振り向く
意外と感動やさんなんですね…
「えっと、原田さんはじつはカクカクシカジカで…」
これまでの経緯をすべて伝えると土方さんの態度は急変した
「なんだ、めんどくせぇことしやがって」
そういうと原田さんを部屋からほうりだした
「おい、おめぇら
こいつの飯食っちゃっていいぞ」
副長みずからお皿に取り分けてくれるなんて…
これは感謝して頂かなくては
「さ、飯の続きだ
たんと食えよー」
「「はい!!」」
みんなの威勢のいい返事が響いた
「ぶえっくしょぉいっ!!」
その後、一夜を外で過ごした原田さんは熱をだし暫く隊務を休んだそうな
熱にうなされながらゴキブリの夢をみたことは言うまでもない
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