念願の…

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「…わかった。お前が此処にいることを認めてやる。女中として…」 「いえ、隊士として入れてください!」 「だがなぁ…」 隊士としてじゃないと意味がない!何のために今まで剣道をやって来たのか分かんないじゃん! 「剣術は扱えます!なんなら試してもらってもかまいません!」 「はぁ、わかった。おめぇのうで、見てやるよ。今から道場に行くぞ。 相手は」 「沖田さんでお願いします!」 「お前、死ぬぞ?」 「守りたいひとよりも弱くて、何がまもるですか。 それに、沖田さんは僕のことを疑っているようですし、ちょうどいい機会だと思うんです」 何より、沖田さんと剣を交えてみたいって言うのもあるけど♪ 「どこまでも、変な奴だぜ。まぁいいだろう。そのかわり、手の傷、止血しておけよ。」 手の傷? あぁ、わすれてた 「気にすると痛いものですね~。 まぁ、気にするほどのものではありませんが。」 そんなことより、今は 沖田さんとの試合が楽しみで仕方ない。
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