3人が本棚に入れています
本棚に追加
「土方さん、沖田と東雲です」
「入れ。」
あれ、今回は真面目に入るんだな~
「失礼します」
なかに入ると、さっき道場にいた幹部のひとたちも勢揃いしてる。
先ほどはきずかなかったが、あの、近藤勇もいるようだ。
写真で見た通り、凄くいかつい…
ひとまず座ってから話始めたのは近藤さんだった。
「俺はこの浪士組の局長を努めている近藤勇だ!東雲、俺はさっきの試合をみて、お前はまだまだ伸びる!そう確信したんだ!これからもここで、腕を磨いてくれ!!」
「はい!!!」
この人が、近藤さん…
見た目は確かに怖いけど、どこか暖かみを感じる。
沖田さんがこの人にひかれたのも、
ちょっと分かるなぁ…
「む…いいですね、近藤さんに誉められるなんて…」
全国の皆さん、大変です!
沖田さんが拗ねていらっしゃいます!
「総司、そうすねるんじゃないぞ!!」
そういって近藤さんは沖田さんの頭を撫でています。
そして、沖田さん、にやけています。
「ゴホン。」
土方さんの、わざとらしい咳払いで、場が静かになった。
いよいよだ。
「近藤さんや、他の幹部達と話し合った結果、
東雲優。
お前には、」
沖田さんの隊、沖田さんの隊!
「総司の隊にはいってもらう。」
「はい!!!」
さすが土方さん!
話がわかるお人だね!
守るからには近くにいないと♪
「東雲さん、これからよろしくお願いしますね!」
「はい!!!精一杯頑張ります!」
「じゃあ、入隊するとこもきまったんだ。これをやんねぇとな。」
そういった土方さんが出してきたのは、浪士組の一員であることの証である、
浅葱色の羽織と鉢巻だった。
最初のコメントを投稿しよう!