初めての刀とその重み

2/7
前へ
/42ページ
次へ
「う~ん、どれにしよう。」 いま、ぼくが、いるのは刀の前。 土方さんがせっかくお金を出してくれたんだから、そう適当なものは買いたくない。 というより、実際自分が振り回すのに使うんだ。 それを考えて、長さとか重さとか、色々考えると、決められないのだ。 「なかなかいいのがきまらないんですか?」 「う~。そうなんですよ。 いまいちこれっ!!ていうのがなくて…」 「由さんは女性ですからね~。 力があるといっても、あくまで、女性である範囲内ですし… なるべく軽めの方がいいですよね~」 「そうなんですよ~…」 う~ん。 ホントに、何で女なんだろう。 一瞬自分の性別を恨んだが、 恨んでも仕方がない。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加