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「う~ん、どれにしよう。」
いま、ぼくが、いるのは刀の前。
土方さんがせっかくお金を出してくれたんだから、そう適当なものは買いたくない。
というより、実際自分が振り回すのに使うんだ。
それを考えて、長さとか重さとか、色々考えると、決められないのだ。
「なかなかいいのがきまらないんですか?」
「う~。そうなんですよ。
いまいちこれっ!!ていうのがなくて…」
「由さんは女性ですからね~。
力があるといっても、あくまで、女性である範囲内ですし…
なるべく軽めの方がいいですよね~」
「そうなんですよ~…」
う~ん。
ホントに、何で女なんだろう。
一瞬自分の性別を恨んだが、
恨んでも仕方がない。
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