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順調に思われた帝国軍の作戦だが、グニパヘリル渓谷の戦いでの敗北は予想外だった。
首都防衛を司る首都防衛2個艦隊が1個艦隊に敗れるとは誰も思わないだろう。
この戦いで帝国側は戦力を二手に分けて行動したのだが、これは戦力を集中運用するという原則に反している。
皇国軍に増援があるという情報があったためだから早急に決着を着けなければならないという事情があったので、やむなしとも言える。
皇国軍の増援の内容は取るに足りないレベルだったが、これは結果論なので置いておく。
結局皇国は滅亡につながる敗北を喫したこの戦いに皇国に勝算は殆どなかった。
皇国が勝つには首都を占領するだけでなく、帝国軍を殲滅する必要がある。
なぜなら首都を占領しても帝国軍が健在なら奪還される可能性が高いからだ。
なので帝国が最終局面以外で正面きっての決戦に出なかった時点で皇国に勝利はなかったといえる。
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