act 2 - with -

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 ……これまた当人は鈍感と言っていい程無頓着だが。 リリアも綺麗な少女、その上に「相当」という修飾詞がついても全く遜色ない。  プラチナ色に輝く、纏めていなければ肩甲骨の下端まである長くくせのない髪、色白な肌と引き締まった輪郭の内に意志のこもったオッドアイ、すっきりとした鼻筋、薄い桃色の唇。 それらがバランスよく配置されて上手に調和している。  まだ成長が止まるには早い背丈には充分過ぎるほど長く、細くしなやかできれいな筋肉に恵まれた四肢と均整のとれた身体。  欠点といえば喜怒哀楽をほとんど表情に出さない、否出せなかった部分くらいだがそれさえも掴みどころのない神秘的な雰囲気として15才の彼女にベールをかけていた。
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