星降る夜に願いを込めて…

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「柚茉、冬休みは何か予定入ってるのか?」 学校に行くと明日から休みだからか、皆がクリスマスや冬休みについて話していた。 大牙と大翔は、クリスマスはお泊まりパーティーをするらしい。 「特に。殆どバイトかな」 「あー、まぁ忙しいか。時間空いたら連絡くれよ。たまには遊ぼうぜ」 「うん」 ********** 「………危険人物」 「近づいたら危ないからね、聖夜。後は真郷に任せてご飯食べようか」 「ん」 「待て待て待て待て。あれを何で俺に預けんだよ!」 「幼なじみだから?早くご飯食べさせておいてね。倒れたりしたらそれこそ、ゆうちゃんが可哀想でしょ」 「ぐっ………」 彼らの視線の先には、 明らかに機嫌の悪い美羚がいる。 最初は意気込み荒く望んだ筈のツアーだったが、時が進むにつれて… 「……(ゴクッ)……び…美羚?……飯…」 「…………………あぁ゛?」 「…(俺には無理だ!)」 ………荒れに荒れている訳で、 その理由が… 「今日も可愛かったわ!流石私の娘だけあるわね!おーほほほ!」 「……(ピキッ)」 「「「!………(頼むから刺激しないでくれ!)」」」
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