星降る夜に願いを込めて…

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********** 「じゃ、借りて行くわよ!」 「約束破ったら、二度とゆうちゃんに逢わせないからね」 「おーほほほ!この私がそんなヘマをすると思って!」 「美智子ちゃんだからやりそうなんじゃない。 そういう事だから、宜しくね!ゆうちゃん」 「え!あの、え?どこに?」 学校が冬休みに入り、少し早めにお店に来た俺を待っていたのは… 満面な笑みの美智子さんだった。 いきなり俺の手を引いてお店を出ようとするから、慌ててママさんを振り返ると… 何故かこちらも、満面な笑みで手を振っていた。 「いってらっしゃーい!」 …という声が、 俺には逝って…に聞こえてしまったけど。 お店の前に停めてあった真っ赤なスポーツカーに押し込められて、気づいたら走りだしていた。 というか… この車、美智子さんのだったんだ。 「…あの…何処に行くんですか?」 「ついてからのお楽しみよー!おーほほほ!」 俺の肩をバシバシ叩きながら、はるかに制限速度をオーバーして… …俺、生きて帰れるかな。 ,
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