第一話 割れたガラス

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「苺~」 響子が苺の部屋に入ってきた。 「なに?」 「あのさ、私と苺って視力同じくらいだったよね?」 「う、うん」 そう、苺も私と同じくらい近視が進んでいるのだ。 「苺のメガネ借してくれない?」 「え?メガネ持ってないよ」 「前もってたじゃん」 「あれ古くなったから捨てたよ…」 「えー。明日の授業見えないじゃない…」 「んー。なら私の使い捨てのコンタクトなら上げるよ」 「コンタクト?コンタクトは眼科で処方箋をもらわないと…」 「なら、明日の学校の勉強遅れちゃうよ」 「…」 ーこうして、私のコンタクト人生が始まったのであるー
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