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ピーンポーンパーンポーン
5時を知らせるチャイムが鳴り響く。
「響子~。そろそろ帰ろ?」
「あと、ちょっと!今土方が、いいところなんだって!」
「もーっ。」
巽先輩がいなくなった図書室を退屈そうに眺めながら私の目の前の席へ座る。
「響子も恋すれば他の楽しみが出来るのにね?」
「こい? コイ(鯉 学名 Cyprinus carpio )は、コ イ目・コイ科に分類される 魚。流れが緩 やかな川や池などに生息する 淡水魚であ
る。 」
「それは鯉!恋愛の方よ!」
「んじゃ、帰ろっか」
大体、遥がこの話題を持ち出す時は早く切り上げたい証拠だ…
「ふーっ。帰るかぁ~!」
靴箱に2人で向かう途中
「あ!!参考書忘れた!」
「え?明日でもいいでしょ?」
「だめ、帰って勉強しなきゃ。先帰ってて~」そう響子は残して教室へ向かった
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