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響子は全力で階段を駆け上がった。
「教室が五階って…遠いよっ」
そう息を切らしながら階段を上る。
急な運動でビン底メガネが曇る
「もうっ…曇ったら何も見えない…じゃないゼェ…」
やっとの思いで四階に辿り着く。
「ハァあと…ゼェ…一階だ…」
あまり体力のある方ではない響子にとって五階は大変な運動だ。
それでも勉強の為と、一気に階段を上る。
一段、一段
駆け上がり
「よっし…着いた!」
そう叫んだ、その時
ドン…
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